エステ氷河期?閉店が相次ぐエステ業界でも新しいサロン開業が後を経たない理由とは?
近年、働き方の多様化が進む中、自身で独立・開業する人が増えています。
その中でも、「エステサロン開業」は、特別な資格が必要なく、開業資金も少なくすむため、人気があります。
しかし、人気がある反面、エステサロン市場は飽和状態であり、多くのサロンが廃業・閉店に追い込まれていることも現状です。
エステサロン業界の現状や、いま人気の“セルフエステサロン”について解説します。
エステサロン業界で閉店が相次いでいる理由とは
比較的手軽に開業できることがメリットであるエステサロンですが、なぜ廃業・閉店が相次いでしまうのでしょうか。
エステサロンが廃業・閉店に追い込まれる理由について解説します。
エステサロンが廃業・閉店となる理由
エステサロンが廃業・閉店となる理由にはさまざまな要因がありますが、主に以下のような理由が挙げられます。
スタッフの技術レベルや接客の質
顧客がサロンを選ぶ理由は、「安いから」「腕がいいから」「接客態度が素晴らしいから」などさまざまです。そのため、スタッフの技術レベル向上や接客マナー教育を疎かにしていると、「値段の割に技術レベルが低い」「料金は高いけど、確かに腕はいい、でも接客態度が最悪」など、あらゆるパターンによって、顧客が離れていってしまい、リピーター客が定着しません。エステ業界は飽和状態のため、顧客側は、“いくらでもほかに行くサロンがある”のです。常にサロンレベルの向上を意識していないと、サロン廃業の道へと陥ってしまいます。
マーケティングの知識不足
「スタッフの技術レベルや接客態度良く、料金も良心的」にもかかわらず、開業して3年以内に廃業・閉店してしまう、あるいは常に経営が厳しい状態というサロンは、「マーケティング(集客)がうまくいっていない」ことが主な理由として挙げられます。
近年、SNSなどによる集客が主流となっていますが、サロン業界でも、SNSなどを活用して、うまくマーケティングを行えているサロンは、「予約困難店」となるなど、良好な経営が行えています。
そのため、いくら技術や価格が魅力的なサロンでも、マーケティングの知識がないと、サロンの魅力を伝えきれず、集客に結びつかないという状況に陥ってしまいます。
入念な経営計画不足
どのようなビジネスを起業する際も、入念な「経営計画」が必要であり、計画を疎かにしたまま、勢いだけでサロン開業してしまうと、ほとんどの場合うまくいきません。
立地の良さだけで店舗の場所を選んだり、とにかく広告に莫大な費用をかけたりして、結局うまくいかずに廃業・閉店となるパターンはよくある話です。
良好なサロン経営を行っていくためには、予算や人件費や機械などの必要な経費、どれくらいの利益が見込めるのか、など、長期的な経営(資金繰り)計画が重要となります。
開業から3年以内に閉店する確率は何と9割!?
飽和状態であるエステサロン業界では、開業から3年以内で、9割のサロンが閉店するといわれています。近年は、コロナ渦の影響もあり、「美容室」や「エステサロン」をはじめとする美容業界も大きな打撃を受けており、業界全体が冷え込み、ますます厳しい状況となっています。
コロナ禍でも好調?セルフエステとは
そのように業界全体が厳しい状況の中、対人で施術を行わない「セルフエステ」は、コロナ渦のエステ業界でも好調であるといわれています。
閉店続々のエステ業界でも好調な"セルフエステ"とは?
セルフエステとは、その名と通り、エステティシャンが行っていた施術を自身(セルフ)で行うタイプのエステのことをいいます。
セルフエステのメリット
セルフエステには、「低価格」「気になる箇所だけ重点的にケアできる」など、たくさんのメリットがあります。
通いやすいエステ料金
エステに通いたくても、サロンによって、数十万円から数百万円など、トータルで高額な費用がかかるため、通うことを諦めてしまう人も多いかと思います。
セルフエステは自身で施術を行うため、エステティシャンにかかる人件費を抑えられる分、低価格であることがメリットのひとつです。
施術内容やコースによって料金はさまざまですが、1回あたりの料金が数千円で試せるため、気軽にエステに挑戦してみたい人に人気があります。
気になる箇所を重点的にケアできる
セルフエステでは、自身で施術を行うため、「お腹だけ」「二の腕だけ」など、気になる箇所だけ重点的にケアできます。
通常のエステの場合でも、気になる箇所だけを集中的にケアするコースもありますが、セルフエステの場合、人(エステティシャン)に見られないため、人目を気にせず施術が行うことができ、集中的にケアするため、短時間でのお手入れが可能です。
低価格で最新の機器が使える
セルフエステでは、話題の最新エステ機器を導入しているサロンも多く、コースの時間内であれば、それらの機器を思う存分使用できます。
これまで料金が高くて諦めていたような最新機器も、手軽に試すことができることも、セルフエステのメリットです。
セルフエステを選ぶポイント
そんな話題のセルフエステですが、いざセルフエステに通おうと思っても、今やセルフエステは無数にあるため、サロン選びに苦戦してしまう人も多いかと思います。
セルフエステを選ぶ上でのポイントについて、解説します。
信頼できるセルフエステサロンとは
セルフエステを選ぶ際は、店舗数や運営会社に注目してみましょう。
全国に多数出店しているサロンであれば、それだけの実績がある証となります。
また、運営会社をみるのもひとつの判断基準です。
エステ事業のほかにも、多数の事業を運営しているような会社であれば、それだけ基盤がしっかりしている証であり、廃業・閉店の可能性も低いと判断できます。
セルフエステなら「セルフエステエンリケ」がおすすめ
数あるセルフエステの中から筆者がおすすめするサロンは、「セルフエステエンリケ」です。
「セルフエステエンリケ」は、「3日で2億5,000万円を売り上げた実績をもつ元キャバ嬢」で有名な、現在実業家であるエンリケさんが運営しているセルフエステです。
元々エンリケさんのファンということもありますが、「セルフエステエンリケ」は、そのほかの有名なセルフエステサロンと比較しても、全国に100店舗以上のサロンを展開し、圧倒的な店舗数の多さを誇っています。また、運営会社である「株式会社エンリケ空間」は、「セルフエステエンリケ」を中心とする「トータルビューティー事業」のほかにも、「ブランド売買事業」や「フィットネス事業」、「人材派遣事業」など、さまざまな事業を展開しており、エステ事業は特に急成長の事業のため、エステ業界の中でも信頼できるエステサロンといえるでしょう。
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セルフエステは開業しやすいというメリットも
また、セルフエステには開業しやすいというメリットもあるため、自身のサロンを開業する人が増えていることも、セルフエステが急増している理由のひとつかもしれません。
セルフエステは、セルフなので資格が必要なく、自宅の1室からでも始められ、エステティシャンの人件費が大幅に削減できます。
そのように、開業する側としてもメリットが豊富なセルフエステですが、低価格とはいえ、せっかく、それなりの料金を払って通うのであれば、閉店しなそうな、信用できるサロンを選ぶことも大切かもしれません。
まとめ
セルフエステは、厳しい状況にあるエステ業界の中でも、話題急上昇中のエステです。
料金や施術内容などによって、さまざまなセルフエステサロンがあります。
どのようなサロンが良いのか、予算や目的など、自分に合ったお店を探してみてください。